オレはヤングケアラーではない

昨日、NPO法人京都いえのこと勉強会の総会と懇親会が開かれた。 三男・孝太も参加した。 友人と四条河原町で遊んでいた孝太に声をかける。 「来るか?」 「行っていいの?」 「いいよ。知ってるおっちゃんばかりだから」 しばらくして、「こんにちは」と会場に入ってきた孝太。 小さい頃から顔見知りの方ばかりで、自然に会話が始まる。 「大学生か?」 「はい、大学生になりまし…

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最後の総会

本日18:30より、NPO法人「京都いえのこと勉強会」の最後の通常総会を開催いたします。 この法人は、2014年に設立した父子家庭支援を目的としたNPO法人です。 設立当初から「当事者目線での発信」を大切にしながら活動を続けてきました。そして私は、 息子(三男)が高校を卒業するまでの間、お付き合いくださいとお願いをしてまいりました。 その三男が、先月無事に高校を卒業し、子…

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NGワード

遺族にかけられる気遣いの言葉が、時にナイフのように突き刺さることがある。 悪気がないのは分かっている。けれど、遺族の心が受け止めきれないこともある。 かつて当たり前に交わしていた言葉のキャッチボールができなくなっている。 でも、そのことに誰も気づかない。気づいてもらえないことの方が多い。 原稿を書きながら、あの頃の記憶がよみがえる。 妻が亡くなった当時、息子たちは2歳、6歳、1…

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グリーフケア

16年前のことがフラッシュバックする。 久しぶりに、妻が亡くなった当時の状況を書くことになった。 遺族として、あの頃の想い、子どもたちの姿、そしてその後の展開を思い出し ながら綴っていると、涙が止まらない。 特に子どもたちのことを思うと、涙腺が崩壊してしまう。 「時間薬」という言葉がある。時間が経てば、悲しみも和らぐという意味だ。 けれど、悲しみは人それぞれ。誰もが時間と共に…

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還暦からお一人様そしてグリーフケア

三兄弟が久々にそろった土曜日だった。 しかし、夕食はバラバラになる。孝太はバイトで「夕食はいらない」とのこと。 蔵馬と雄祐の夕食は用意するが、食べる時間もまたバラバラだ。 一気に出して、一気に片づけられないのが面倒くさい。 ある人に、こう言われた。 「子育てが終わったとはいえ、まだ息子さん2人いるからいいじゃないですか?  夜だけ“おひとり様”なんでしょう?」 ま…

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